Bar/alternative[ワイルド]

まさかこんなところにバーがあるなんて、
知らなかった。
最近ウイスキーにハマり、ハイボールも楽しく飲めるようになった。
これで大人の階段を少し登っているのかと思うと、感慨深い。

俺かい?
俺はしがないバンドマン。
まだ小さい箱で演奏するだけで大きくはないが、大きくなる予定です。
大きくなるって何がかって?

俺の存在、オーラ、まさにビッグになるためにバンドをしている。
おっとそれ以外は、野暮ってもんだ。

そうだ、マスターにオススメのウイスキーを出してもらおう。

「マスターのオススメのウイスキーはありますか?
癖の強いやつなら何でもいいですよ」

俺はビッグな男、酒に飲まれるなんてありえない
どんな酒もかかって来い。

マスターが出したのが[アードベッグ]
そして、飲み方を聞かれたが、
俺はいつもストレート、そう告げた。

前に出された酒は、ワイルドなやつだった。
なんて匂いだ…

「マスター、氷と水も下さい」



samuraichamploo 第8話-唯我独尊にインスピレーションを得た

雷霆を告げる音

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