緩やかな怒り

日常的にあれをしようとか、
これをしようって思うたび、それが叶わないと落胆しないだろうか?
小さな不満や不平は、やがて心に静かに蓄積していき、
いつかはそれに落ち潰されてしまう。

それはあまりにもゆっくり積もるものだから、重さを感じる前に慣れてしまい、
耐性みたいに我慢できてしまう。

堪忍袋との言葉はこの時使っても問題ないかと思う、
蓄積された怒りはいつも別の部屋に保管されているし、
その場面にならないとそれは引き出されない。

風船、コップの水、洗濯機の中身、
溢れるのはいつも自分の時だけ。

一度割れたり、溢れたり、入らなかったりすると次に何をするだろうか?

緩やかな怒りは、
いつも貴方の心の奥に、
小さくも微弱ながらも貴方を蝕む。

雷霆を告げる音

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