土煙が舞う、
風が強く目を開けるのもやっとなぐらいだ。
荒くれ者が私の選んだ酒を飲みに来る、
鉄軌道がようやくこの街にも通り、それ以上に治安が悪くなった。
鉄道が走る中でも、馬というのは役に立つ。
西部の人間は馬、銃、腕っ節、それで成り立っていた。
でも、ここ出身の人間は悪いやつは少なかったし、熱心に教会へ通うやつも多かった。
それと風の噂で、金塊を乗せた鉄軌道がこの町に来て1時間だけ休憩するそうだ、
ここには正義感溢れる人間ばかりだ
ギャングなんかに支配されてたまるか。
リボルバーはいつも革のショルダーにある、
ギャングがこの店に来たらこう言ってやる、
「お前らに飲ませるのはミルクだけしかないがいいか?」と。
汚い仕事は正義かと言われたら、そうじゃない、
この町を守るには手を汚しても仕方ないだろう。
よーお前さん、見ない顔だな
楽しめたら次の酒を頼みな。
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2018.10.25 12:34
2018.10.25 12:30